食品用LRシリーズ
食品業界におけるブッス・ニーダー技術
食品加工プロセス用としての最初のブッス・ニーダーは、1948年にチョコレート製造会社へ納入されました。この種の機械にとって絶対に必要な、穏やかな混合、効果的なセルフクリーニング、加工プロセス部へのアクセスの容易さという特徴を持っています。
現在、ブッス・ニーダーはチョコレートやビスケット生地の混練、砂糖菓子や柔らかい菓子の製造、チューインガムの母材、チューインガムや風船ガムの前処理用として食品業界において使われています。食品業界で使われているブッス・ニーダーLRシリーズは、プラスチックス業界で使われているような比較的小さな直径/ストローク比(Do / H = 4.0)よりもより大きな自由容積(Do/Di=1.81)で、より低いせん断率を持つ機械です。
動作原理
LRシリーズのユニークな動作原理により、穏やかな混合ながらも均質な加工ができます。加えて、効率的なマクロ的かつミクロ的混合処理プロセスが、結果として短い滞留時間と同時に優れたセルフクリーニングを可能にします。その結果、LRシリーズは次のようなせん断に敏感な製品対して最良の選択肢となります。
- 練り粉菓子、ケーキ、ビスケット
- 朝食用シリアル
- スナック菓子
- 練りチョコレート
- 砂糖菓子
- ソフトキャンディ
- チューインガム、風船ガム及びガム母材
更に・・・
加工プロセス
ブッス・ニーダーLRシリーズは、穏やかな混合ながら均質な加工処理は、柔らかい菓子塊の連続引き出しに非常に効果を発揮します。約90℃で供給された砂糖の練り物は約40℃まで冷やされ、ニーダー内で結晶化されます。これはあたかも熱交換機が行っているのと同様に、結晶化熱を吸収していることになります。ブッス・ニーダーのせん断ゾーンにおける均一な方向性により、良好な噛み心地のために極めて微細で均質な結晶構造を作り出すことができます。
LRシリーズのサイズは、スクリュー径が100 mmから400 mmで吐出量は200 kg/hから7,000 kg/hまでになります。
技術データと適用例
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BUSS Kneader Technology for the Food Industry
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Continuous processing of chewing gum by BUSS Kneader
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Buss Kneader technology