アルミ電解陽極ペースト用KXシリーズ

陽極ペースト用の最も効率的な混合技術

60年以上にわたって、ブッスのKEシリーズとCPシリーズは、アルミニウム電気分解陽極ペースト製造用の混練機として高い費用対効果を示してきました。ブッスは本来のKXシリーズの技術つまり高い安全性、効率性、再現性を次世代でも守り続けます。

プラスチックスの混練における4枚羽根スクリューの成功により、これまでの2倍の吐出量を達成し、混合効率において新しいスタンダードとなりましたが、それから10年後の2012年、ブッスは陽極ペースト混合に関してさまざまな問題解決に有効なモデルを導入しました。

これまでの3枚フライトスクリュー技術を超えた4枚フライトのKXスクリュー構成は次のような優れた結果をもたらしました:

  • 最大50%アップの吐出量
  • これまでと同じ本体サイズ
  • せん断有効面積33%アップによる強い混合効果
  • 45%アップした分流率による微分散の改善
  • より大きくなっ自由容積

加工工程の特徴

KXシリーズの加工プロセスゾーンは4つに分かれていて、それぞれ特有の目的とスクリュー構成をしています:

  • 投入部: 投入部はコークスを、連続フライトによる供給エレメントで加工プロセスゾーンへ搬送します。
  • 搬送部: 搬送部では、液状ピッチが穴の開いた混練ボルトを通して材料へ直接注入されます。搬送部の最後部で、スクリュー形状が搬送型から混合・混練型へと変わります。
  • 混練部: 混練・混合部では、最適な混合を行います。均一なせん断率の元、数多くの分割と反転により、最適な均質化がなされています。
  • 動的絞り: 動的絞りは、以前用いられていた垂下式開口部に代る革新的な機能です。混練部での充填率を増やすために供給を調整し、スクリューの羽根が材料の流れを遅くさることで、最適な混合を行うことができます。

特徴と優位点

  • 4枚フライト混合技術と動的絞りによる陽極ペーストの品質改善。
  • 機械のサイズに比べて高い吐出量
  • 短い加工プロセスと動的絞りによるメンテナンス費用の低減
  • 電気加熱方式の採用と油圧式開閉システムの廃止による初期投資額、据付費用及びメンテナンス費用の低減
  • 電気加熱方式による安全性と使い勝手の改善
  • 付着と凝固を同時に防ぐ液状ピッチの注入による最適な混合及びピッチの分散
  • 液状ピッチの注入のため揮発物の放出なし
  • 外部にあったスクリュー軸受け廃止による装置内部へのアクセス改善
  • 機械停止時間の低減とサービス性の改善
  • コンパクト設計による設置スペースの削減
  • 初期投資、運転・メンテナンス費用の削減による費用対効果の改善

さらに・・・

代表的適用例

陽極ペーストは、アルミニウム生産においては非常に重要です。

技術データとアプリケーション

  • Buss Kneader technology
  • BUSS Kneader Series KX
  • Aluminium Journal: Four-Flight Technology greatly enhances throughput and quality
  • Aluminium Times: KX Kneader series launch