帯電防止コンパウンド用コンパウンディングシステム
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリオレフィンなどのポリマーは体積抵抗や表面抵抗が非常に大きいため、帯電した静電気は非常にゆっくりとしか放散しません。一度の接触で表面に静電気が発生する「摩擦帯電」と呼ばれる効果により、部品は成形機から出た時点で既に帯電している場合が多くあります。
このような帯電はユーザーや加工者にとって不快であるのみならず、危険な結果をもたらすこともあります。帯電したプラスチックは埃を引き寄せ、互いに付着し、印刷を困難にします。さらに高い電界強度で放電して火花を発生させ、生理学的には無害であっても、爆発性媒体を発火させるのに十分なエネルギーを持つことがあります。