PCSニーダー

粉体塗料と熱硬化性樹脂のスペシャリスト

最適なパフォーマンスのために進化したブッスの混練技術

PCSは従来型ニーダーの発展形であり、特に粉体塗料や熱硬化性樹脂の用途に特化しています。ブッス・ニーダーの実績ある動作原理を維持しつつ、特に最新の配合要件に対応するためにプロセスセクションが改良されています。

拡張されたPSCニーダーシリーズは、収益性、稼働率、使いやすさにおいて新しい基準を確立しています。プロセス長の延長とシャフト回転速度の向上により、一つの構成でプロセスパラメータを調整するだけであらゆる種類の粉体塗料の配合を最適な品質で製造できます。

また、PCSニーダーは熱硬化性樹脂の加工にも非常に適しています。EMCの優れた特性を引き出すためには、混練装置がフィラー比率の高い材料を低温で完全に制御しながら、優れた分散性を確保する必要があります。

ブッスの混練技術は60年間にわたり、この高い要求を常に満たしてきました。エポキシ、フェノール、ポリエステル、メラミン、尿素樹脂をベースにしたコンパウンドにも同様に適しています。

当社の長年の経験により、機械のダウンタイムとメンテナンスの手間を最小限に抑える最適な材料の選択を可能にします。

PCSニーダー

顧客のメリットを最優先に

ブッスのプロセス技術についてさらに詳しく

特徴と優位点

  • 延長された加工プロセス部

  • 機械の回転数による可変せん断速度

  • より長い滞留時間

  • 最適化された製品品質

  • 低い比エネルギー投入量

  • 改良された耐摩耗性素材

  • 容易な検査と洗浄

  • 短い材料の入替時間

  • 据え付けと運転立ち上げ時間の短縮化

  • 一つのスクリュー構成で幅広い配合に対応

粉体塗料の製造についての詳細

PCSニーダーシリーズ

粉体塗料と熱硬化性樹脂のためのソリューション

ブッス・ニーダーは、ニーディングスクリューの回転運動と軸方向運動を組み合わせることにより強力な分散混合を実現し、伸長流、多数のせん断界面、クロスチャネルミキシングを生成します。溶融と混合に必要なエネルギーは、ほぼすべて機械的に供給されます。
適度なせん断速度により低温での制御された混合が可能となり、必要なせん断だけが加えられます。せん断速度の分布が狭いため、個々の粒子に均一なせん断速度が保証されます。その結果、エネルギー消費を抑えながら高品質の処理が可能になります。
60年以上にわたり、ブッス・ニーダーの技術は、精密な温度制御で知られています。均一なせん断速度と、プロセス全体の任意の位置に配置されたピン内の熱電対による正確な温度監視の組み合わせにより、制御されたエネルギー投入が実現されています。
フィラーの高充填は追加の投入開口部、フィラーの分割投入、背面脱気による気泡の除去、そして優れた搬送効率によって実現されます。適度なせん断速度により、このような高い充填率でも非常に高い粘度の材料を完璧に処理することが可能です。
革新的なタングステンカーバイド合金で作られたエレメントとニーディングピンは、EMCのような高摩耗性の用途において卓越した性能を発揮します。これらの部品の耐用年数は、従来の耐摩耗性材料で作られた部品よりも大幅に長くなっています。

熱硬化性樹脂の混練に関する詳細情報

優れたサービスコンセプト

適切なニーダーをお探しのお客様に総合的なアドバイスを提供し、常に柔軟にお客様のご要望にお応えします。PCSニーダーを個々の機能ユニットとしてお客様の既存の生産システムに組み込むことができ、さらにプレミキシングから冷却ベルトに至るシステム全体をお客様と共に検討し、最適なカスタムソリューションを見つけることもできます。

ブッスのサービスチームは、世界中でお客様のコンパウンドシステムを専門的にサポートいたします。プロジェクトエンジニアリングからプロセスに関するアドバイス、設置・稼働まで、さらにはトレーニングや比類のないサービスに至るまで、私たちはお客様の投資を長期的に守るパートナーです。このサービスには、後日の設備の追加装備やオーバーホール、設備の移設、またはコンパウンディングシステムのアップグレードも含まれます。

技術データ

1 プレミックス供給ステーション
2 サイドフィーダー
3 プロセス部
4 メイン駆動部
5 加熱/冷却ユニット
6 ギアボックス
7冷却ロール
8 クラッシャー
9 制御キャビネット
10 駆動キャビネット

詳細情報

ブッスPCS 30およびPCS 46ニーダーへ

試作ライン機 PCS 46 15R

ブッスPCS46ニーダーは厳しい要件の研究開発や試作品製造に対応する、多用途でコンパクトな混練機です。コストパフォーマンスに優れ、ユーザーフレンドリーなこの小ロット用混練機は、大量生産用のブッス・ニーダーと同様のプロセス特性を持ち、最大250kg/hの吐出量を実現します。

モジュール式のプロセス部により、すべての生産プロセス条件を正確に再現できます。分割式のバレル構造により、すべてのプロセス部への最適なアクセスを可能にするだけでなく、プロセスの各段階を視覚的に確認することも可能です。

ラボ用ニーダー PCS 30

ブッスのラボ用ニーダーPCS30は、研究開発、調色や顧客向けサンプルの製造に適した小型混練機です。

コストパフォーマンスに優れ、ユーザーフレンドリーなこのラボ用混練機は、大量生産用のブッス・ニーダーと同様のプロセス特性を持ち、300gのサンプル製造から40kg/hまでの吐出量が可能です。プロセスのスケールアップが可能なため、高い効率性と柔軟性を備えた万能ラボ用コンパウンダーとしてご利用いただけます。

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